tilton metallic clutch

metallic-clutch

tilton Clutch【チルトン クラッチ】

tilton racing metallic clutch

ラグタイプのクラッチで薄い専用メタルの摩擦材がクラッチデイスクプレートの摩擦材として焼結されています。
この薄い(0.104”,2.64mm)フリクションは低重量で低慣性モーメントです。優れた耐摩耗性とかなりの耐熱性を兼ね備えております。
また、低予算レーサーを念頭に置いて特別に設計されています。これらのクラッチは、OT シリーズと同じ機能の多くを共有していますが、多くのオーナー/ドライバーに適した価格帯を設定しています。

適応
サーキットレースやロードレースで最も一般的に使用

メタリックレーシングクラッチの種類

metallic-5.5

5.5インチメタリックレーシングクラッチ

metallic-7.25

7.25インチメタリックレーシングクラッチ

  • 低レートのダイヤフラム スプリング オプションを追加して、人気の 5.5 インチ OT-III メタリック レーシング クラッチをアップグレード
  • 新しいダイヤフラム スプリングは、高いトルク容量を提供しながらも、市販されている他のレーシングクラッチと比較してリリース荷重を大幅に軽減
  • リリース荷重が低いため、エンジンのクランクシャフトのスラストベアリングにかかるストレスが少なく、これらのクラッチは小型の 4 気筒および 6 気筒エンジンに最適
  • クラッチのリリース負荷が低いため、ドライバーのペダル踏力が軽減され、シフトチェンジが容易
  • スプリングのオプションには、ホワイト (W)、オレンジ (ORA)、グレー (G) が含まれる
  • 5.5 インチ OT-IIIタリックレーシング クラッチは、1、2、3、および 4 プレート構成で利用可能、そして、最も要求の厳しいレーシングアプリケーションに必要な低慣性モーメント、高トルク容量、および信頼性を提供
  • メタリッククラッチはロードレースやサークルトラックレースで使用される最も一般的なクラッチタイプ
  • 付属の高比率プレッシャープレートは、素早い係合とシフトを実現する短いリリーストラベルと、より長い摩耗範囲を実現するフラットなクランプ荷重曲線を備えている
  • 5.5 インチ OT-III メタリック レーシング クラッチは、ストリートでの使用はお勧めできない
  • デザインはオープン一体型クラッチ カバー設計により、動作温度が低く抑えられ、高い強度と最小限のたわみが保証され、素早いシフトが可能
  • クロムバナジウムダイヤフラムスプリングと設計されたプレッシャープレート形状により、高いクランプ荷重対摩耗比、低いリリース荷重、素早いシフトを実現
  • 材料は、プレッシャープレートとフロータープレートの両方に高張力鋼が使用
  • 靭性は厚さ 0.104 インチの摩擦ディスクは高温に耐えると同時に、低慣性と優れた耐摩耗性を実現

【5.5インチ】各種ダウンロード

【7.25インチ】各種ダウンロード

技術解説

部位解説

用語解説

トルク容量とはクラッチが滑る前までクラッチが受けるエンジンのトルクのことです。

トルク容量の評価はクラッチメーカーによって異なります。トルク容量のレートに工業規格はないからです。

一般的にはTiltonのOTシリーズのクラッチは表示されているトルク容量を50%上回るまで滑りませんので表示数値は控えめです。一方、他のクラッチメーカーでは滑り出す時のトルクを記載して好印象を与えようとしていることもあります。同じメーカーの製品同士であればトルク容量の比較はできますが、他のメーカーとの直接比較はできません。

熱容量はクラッチが壊れたり、ダメージを受けたりするまでに耐えられる熱の量です。

熱はクラッチをつなぐとき(滑った時、調整しているとき)に発生します。その時に発生した熱の大部分はプレッシャープレート、フロータープレート、クラッチディスクに吸収されます。また一部の熱はフライホイールに吸収されます。クラッチの質量が大きいほど、より大きな熱、温度を吸収します。ブレーキやタイヤと同じく、温度が高いとダメージが大きくなります。

クラッチディスクの枚数が多くなると質量が大きくなり熱容量が大きくなって、トータルの温度域が低くなります。熱への安定性から、カーボンカーボンはダメージを受けるまでメタルより高温に耐えることができます。レーストラック(コース)は一般的にクラッチに負担がハードではありませんが、クラッチが滑りやすいパッドックやストリートでは温度が上がり、ダメージの多くを発生します。また、エンジンパワーが同じでも、車重の大きい車の方が軽い車より大きなクラッチ容量が必要です。

 

クラッチの使用寿命について。

径の小さいクラッチ、又はディスクの枚数が少ないクラッチは慣性モーメントが小さいので性能が上がります。
ディスクの枚数を増やす、または径を大きくすると摩擦面積が大きくなりクラッチの寿命が長くなります。
要するにクラッチの重量と寿命はトレードオフになります。

クラッチを切るために必要な力の事です。

荷重が低いほど、スラストベアリングへのストレスが小さくなりペダル踏力が小さくなります。